人それぞれ、能力が違う。賢い人もいれば、運動ができる人もいる、心の優しい人もいれば、ユーモアのある人もいる。勉強でいえば、数学ができる人もいれば、国語ができる人もいる。論理的に考えるのが得意な人もいれば、暗記が得意な人もいる。
このように、人それぞれ、個性があり、得意、不得意分野を持つ。全てにおいて、優れている人もいるかもしれないが、残念ながら、私はそういう類の者ではない。
研究生活において、様々な能力が求められる。化学系の実験室なので、実験をする。実験の計画を練る力、その上で、英語論文を読む能力、その計画が上手く遂行されず、問題が生じた時に解決法を見出す能力、好ましい結果がでない時に、屈せずにやり通す精神力、データをまとめ、解析するために必要なデータ処理能力、研究を論文という形でまとめる能力、それが英語論文であれば、英作能力等々、多くの能力が要求される。
だいたい、20も半ばになれば、自分がどのことに向いているか、不向きであるか、予想がつくようになる。そのため、能力の限界を感じて、憂鬱になる。
完璧とはいわないまでも、ある程度の事は、苦もなくあっさり終わらせたい。
しかし、自分の中に大きな壁を感じる。少しの努力では超えられない壁が。こういった壁は、自分自身が形成している。できないという体験を積み重ねることで、マイナスイメージをもってしまう。その都度、できないという認識を強めてしまう。
だからといって、手をこまねいている訳にはいかない。自分はできないのだというイメージを払拭する必要がある。己の潜在能力を期待して。それには、まず、できる自分を想像する事が大事だと思う。できている自分を許してあげる。例えば、僕は数学ができてもいいんだと。今まで、苦しめられてきたけど、もう苦労する必要はない。できるのだからと。
できるイメージを持つ事が難しい時には、有能な人物を探し、その人を目標にすればいいのではないか。そういった人のイメージに自分を近づけていく。あの人だって、できたのだから。
能力に限界はある。これは、紛れもない事実である。私は、人間頑張れば、何でもできるとはいわない。それぞれ、向き不向きがあるのだから。しかし、本当は能力があっても、マイナスイメージをもってしまったがために、不得意になってしまった事もあるに違いない。
自分の能力の範囲内ではあるかもしれないが、自分はできるんだという強い意志を持って、現状を打破してやるんだという熱意を持って、一歩ずつ成長していきたい。
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